PART3は、なぜ前半と後半で絵がこれほど変わったのか。リアル路線を狙った初期デザイン、26話から延長された途中のテコ入れ、劇場版と重なった制作体制。青木悠三ひとりに責任を押しつけるのは酷だという声も含め、作り手側の事情から掘り下げます。
359:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2013/10/08(火) 04:07:01.30
DVD-BOXの特典DVD見てると、青木悠三の初期デザインはやっぱり際だっているし、
ルパンや次元といった主要キャラクターは本当にカッコイイ。
そして、不二子は美しくて色気がある。北原デザインよりも「美人」。
すべてにおいて完成されているんだけど、アニメとして起こしたときに、
高度過ぎて動かしきれないデザインだったんだろうな、とは思った。
あと、中盤から後半のデフォルメも、ちゃんと設定されている。
無理のないデフォルメの上手さは青木の画力の高さを証明しているけど、
これも、当時のスタッフでは動かせなかったんだろな、とは思う。
せいぜい飯田馬之介たちがいたオープロくらいだったろう。
361:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2013/10/10(木) 02:35:52.09
>>359のつづき
極初期のルパンの設定画とラフスケッチを見ていると、
ルパンの顔の彫りが深くて、湖川友謙のタッチにも思えるような画風。
全シリーズのルパンの中で、おそらく一番イケメンw
ルパンシリーズは、キャラクターの輪郭等がある程度デフォルメされた
デザインだけど、PARTIIIの初期は、本当にリアル路線でいこうと
したんだな、と改めて思う。
個人的には、あのタッチでマンガとして表現して欲しいくらい。
375:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2013/10/18(金) 03:27:45.68
本来予定されていた26話あたりまでは原作抜粋エピソードが続いていたんだけど、
放送延長が決まった後の後半部分は、オリジナルエピソードが目立った。
ハード路線から完全なファミリー・ギャグ路線へと転換したね。
当時キャッツ・アイのメインライターで、後にテレビスペシャルで数多くの
作品を残す柏原寛司や、宮下隼一あたりが参加してきて、特に柏原寛司は、
一貫して舞台を「アメリカ」「ニューヨーク」に設定し、2ndの浦沢義雄とは
また違うニューヨークシリーズを作り上げた。
脚本で言えば、金子裕がきちんと要所で締めていたのもあるけど、
平野靖士の脚本もポイントを押さえていたと思う。
「カクテルの名は復讐」も平野がアレンジしているしね。
後半は青木悠三が演出から作画監督に移ってきているけど、
作画陣がバビロンに割かれていたからこそのテコ入れだったのだろうか。
502:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/13(木) 23:41:04.34
監督やチーフディレクターの立場の人がいなかったのも結構つらい。
もしいたら、青木と二人三脚でシリーズを上手く持って行ったろうに。
結局、青木が一人で演出的な面もやらざるを得なかったから、バビロン制作中は、
演出面でも画的にも中途半端になったんだろうと思う。
バビロン終了後、1クールでも制作していれば、また違った展開があったかもしれない。
おそらくそんな余力は無かったんだろうね
503:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/14(金) 00:03:09.30
以前販売されたLDの青木悠三のインタビューでは、後半のキャラクターこそが、
本人としては納得できるものだったような言い方をしている。
そのLDでは青木が久々にイラストを描いているけど、後半(というかバビロン)
のタッチに近いものなんだよね。
パースリファンは前半の絵が好きと言う人が多いけど、青木としては実はそうではない
という皮肉。
504:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/14(金) 00:51:00.59
青木悠三のインタビューでのPART全否定のスタンスがすさまじい
それ以前の素晴らしいシリーズに関わってきたからこそ、不本意に終わったPARTは
つらかったんだろうね
506:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/14(金) 01:45:50.53
>>503-504
まあ、パースリ始まる前から、青木さんは「いい加減ルパンから卒業したい」って
言ってるくらいだったからね。当時はスタジオぴえろの仕事もしていて、ルパンからは
遠ざかっていたはずだったのにね。
仕事として引き受けたものの、制作体制の問題とか、いろいろ浮かび上がってきた上に、
映画も押し付けられて…であまり良い想い出はないのかも。
507:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/14(金) 02:22:41.69
パースリの不幸は、制作陣(東京ムービー)、テレビ局、ファン思いの不協和音
ってのがあるね。それは青木さんの責任とかを遥かに超えた問題で。
にもかかわらず、一番目立つ「作画」という点から青木さんが攻撃されてしまうのは
何とも遣る瀬無いものがある。
仮に作画(キャラ)がマズイのだとしたら、それを修正させようとしない制作陣の
責任もあるはずなのにね。
508:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/14(金) 02:38:54.23
当時のアニメを取り巻く環境として、うる星やつらのようにアニメーター主導型というか、
アニメーターに好き勝手やらせて個性を出させるという空気があったからね。
それが裏目に出たということなんだろうね。
青木さんも、その中で個性を出してたアニメーターだったんだけど、全体のバランスを見たり
トータルで調整
510:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/14(金) 02:50:54.08
>>507-508
放送開始日を無理やり「3月3日」にしてしまったことや、
予想されていた野球中継(巨人戦)の時間帯に放送を
当て込んでしまったことも、後から考えれば不本意な要素だったのかもね。
元々26話で終了予定だったものを、当時キャッツ・アイに参加していた
ライターを呼んでまで続投だせたのに…という中途半端感もある。
アニメーターに好き勝手やらせていた、というのは、
北斗の拳なんかもそうだけど、制作体制がしっかり固まっていたところは
それをやっても良かったんじゃないかな。
東京ムービーは、当時まだ全話作画監督制を敷いていたところだったし、
いきなり各スタジオの個性を…といっても、ノウハウもなかったんだと思う。
513:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/14(金) 20:07:41.86
>>506
タイトルは「ルパン三世PART III」、声優陣は2ndと変わらず、
音楽も大野雄二と告知されてからも キャラデ・作監が誰なのかなかなか発表されなかった
「札木幾夫」って人も候補にあがってたようだけど 正直あまり聞いたことのない名前だったので
青木さんに決定した記事を直筆のラフスケッチ入りでみたときはうれしかったよ
パースリのちょっと前にもLPのジャケットで1st風のルパンを描いてたし
青木さん ノリノリで参加したと思ってたのでその言葉はちょっとショック
517:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/15(土) 04:24:36.83
少なくとも青木さんは、80年代の新しいルパン像を構築しようと悪戦苦闘してた
各キャラの性格やお互いの距離感(関係のあり方)、舞台設定(NYの夜の街…)
当時のファンがこれを受け入れたかといえば、難しいとこだけど
新ルパンのわずか4年後の作品なのに、かなり「現代的」な作品になったと思うよ
毎年続いてるSPだって、パースリの提示した世界観に大きく影響されているし
518:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/15(土) 04:47:51.14
パースリ以前の青木さんは、他の監督、キャラデザのローテーションの中で
いかに個性を出すかという関わり方だったと思う。
パースリでは全体を総括する立場になった訳で、全体的には青木さんテイストなんだけど
本人が自分らしさを出し切って、満足のいく作品作りが出来たかというと疑問が残る。
そのことが、パースリにおける青木さんのモチベーションの低さという一部の人の
指摘にも繋がるのではと思う。
519:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/15(土) 20:09:46.72
>>517-518
実際そのとおりだと思う。2ndで浦沢義雄とコンビを組んだとき、
青木は「これからは都会の闇を駆け巡る都会派のルパンが出てくる」って
言っていたから、舞台設定はかなり力を入れていたと思う。
前半のOPは、大都会の夜をイメージしたフィルムに仕上げているしね。
作品総括としてのイメージやコンセプトは、きちんと持っていたんじゃないかな。
これは個人的な憶測だけど、予定どおり26話で終わっていたら、
きっと青木さんも満足して終わることができたんじゃないかな、って思う。
26話以降の延長分は、2ndの舞台設定に戻そうとしたり、
あっちこっち行ったり来たりで、何だかよく分からない展開だったからね。
520:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/15(土) 22:55:46.18
確かに3クール目以降は、作品の屋台骨である青木さんがバビロンに持ってかれたため、
キャラと演出の方向性がよく見えなくなって、見ていてつらいね。
その中でも敢えて功績をあげるとしたら、柏原寛司の参加ということなのかな。
浦沢義雄ほど荒唐無稽ではなく、少しオシャレな会話の作品(全てではないけど)。
もしかしたら青木さんがやりたかったことは、こういう作品だったのかも知れないなと。
529:名無しか・・・何もかも皆懐かしい2014/02/16(日) 20:20:19.79
>>520
3クール目以降は、青木さんは演出ではなく作画面で
かなり貢献しているんだよね。コンテを担当する回はあるけど、
ほとんどが作画監督としての参加だった。
脚本については、柏原寛司や宮下隼一が参加してきたのは、
テコ入れの意味もあったからかもしれない。
特に柏原脚本は、あえて舞台をアメリカに設定していたから、
きっと2ndの浦沢脚本回よもう一度、という意味もあったのかも。
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